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森美術館〈メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン〉を語る  ..t      返信
 
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http://artscape.jp/focus/10012486_1635.html

建築アーカイブズについて。
AMOはその保存と展示についての提案も行なっているとか。さすが。

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八束──展覧会を機に、これだけ沢山集まった資料をどうするかについてもシンポジウムで議論されます。今回の展示では、ここで出なかったら永遠に消えてしまったであろうという資料もかなりあります。ですから、展覧会が終わったときにそれらを四散させるのではなく、どう残すのかというこの先の問題があります。
 建築はドキュメンテーションが膨大にあるので、寄贈されてもお手上げで未整理のものが多くなってしまいます。日本には建築アーカイブスがほとんどありませんし、キュレーションや分類整理できる人もあまりいません。そんな国は先進国で日本だけです。AMOも建築アーカイブのリサーチをしていますね。
太田──デンマーク建築博物館やエルミタージュ美術館のキュレーション用マスタープラン、オランダ建築博物館(NAi)の永久コレクション保存・展示計画など、AMOは建築資料の保存や展示についての提案を何度かしてきました。建築のプロセスから膨大に生まれるものの中で、「何を」保存し、どう見せるのか、これは難しいけれどもおもしろい課題で、世界中の図書館がどんどん生まれ変わっているように、建築アーカイブや建築博物館の構想自体、変わっていくべきでしょう。以前、ロッテルダムのNAiと隣接するクンスタルでOMAの回顧展を同時にやったことがあるんですが、90年代半ばまでを扱った前者とそれ以降を扱った後者の展示物のタイプは見事に違っていましたね。
 AMOはOMAの建築の「何に」着目するかの研究を『domus』別冊でやりましたが、建築家自身にも気がつかない建築物の価値というものはたくさんあって、そうした意味では蓄積する、保管する、といった静的な体制だけでなく、むしろ建築資料の価値やドキュメント方法を不断に見なおし、見つけていく動的な活動もアーカイブスには必要だと思います。しかし、なんといってもスペースの問題が大きい。とくに日本では切実な問題だと思いますが、今も世界の建築大国であり続けているわけですから、いいものはポンピドーセンターに寄贈、という時代は早く終ってほしいですね。
..2013/05/26(日) 05:46  No.3397





  




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