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オリオン座を形成している星の一つ、ベテルギウスが超新星爆発を起こし消滅するという。
しかも今年中に。
北斗七星と並んで最も見つけやすい星座の一つオリオン座。 オリオン座を形成している一等星の星、ベテルギウスが、今年中にも超新星爆発を起こし消滅してしまうからだ。
ベテルギウスといえば、冬の大三角形を形成している星の一つ。 ベテルギウスが超新星爆発で消滅すれば、当然、冬の大三角形も見られなくなる。
ベテルギウスとはどういった星か?
直径は太陽の800倍もある赤色超巨星。 質量は太陽の20〜30倍。 表面温度は約3300ケルビム。
ケタが違いすぎてよくわからないが、地球からは640光年離れており、実際はもう超新星爆発を起こして消滅していると思われる。 このベテルギウスが、ここ15年で急激に縮小し15%も縮んだそうだ。
星には寿命があり、太陽は約100億年の半分が過ぎたところだが、ベテルギウスは、約1千万年。 いつ爆発が起きてもおかしくない終末期にある。
これが地球から見たベテルギウスの状態。
では超新星爆発とは?
大質量の恒星がその一生を終えるときに起こす大規模な爆発現象。 その後、爆発した星は、中性子星となるかブラックホールとなる。
ベテルギウスが超新星爆発を起こしたらどうなるのか?
爆発すると満月ほどの明るさとなり面積あたりでは満月の約100倍ほどのギラギラ度。
夜でも日中のような明るさになる。
この明るさは、3ヶ月ほど続くそうで、少なくとも2週間は地球から2つの太陽が見られるだろうと言われている。
では、この超新星爆発によって、地球に何らかの影響はないのだろうか?
超新星爆発が起きた際には大量のガンマ線が放出されるが、直撃の可能性は低いとされている。
しかしこういった宇宙の神秘を目の当たりにする機会が訪れるとは。 オリオン座がもう見られなくなるのは寂しいが、今年中にも訪れるかもしれないベテルギウスの超新星爆発。
..2013/09/26(木) 20:00 No.11266
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