にゃぐのだいありぃにようこそ
2004年10月16日からの日記です。
2004年4月の日記は にゃぐのお料理レシピ帳になっています。


今回のキリ番は
25000番のまゆ様に決定しました。
次回は30000番…10月のかも?

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 2007年1月9日(火)
  三平汁
年末に頂いた 新巻鮭のアラで 
三平汁を作りました。 
 
 
三平汁って 
わたくしにとっては 
亡き父の思い出の味なんです。 
 
 
実家では 新巻き鮭が届くと 
胴体の部分は 
塩気を緩和する為に 
 
 
母が 甘ったるい 粕漬けにして 
台無しにし 
(みりんの使い過ぎで 
わたくしは大っ嫌いでした) 
 
 
頭や尾の部分は 
父が 酒粕を使って 
粕汁を作ってくれたの。 
(三平汁と呼んでいました) 
 
 
酒粕を溶く作業を手伝っている内に 
いつの間にか わたくしが作り方を覚え 
中学生の頃には 
 
 
わたくしが作るようになっては居ましたが 
東京に出回る 荒巻鮭は 
兎に角しょっぱい!!! 
 
 
塩気を抜く為に 
お湯で茹でれば 
旨味が逃げ 
 
 
旨味を残せば 
塩気が強い。 
 
 
何とかバランスを取る為に 
塩気を強引に抜いて 
鮭の切り身を追加して 
旨味を足す… 
 
大体がこの調子。 
 
 
でも今回頂いた新巻き鮭は 
製法が違うのだそうで 
切り身をただそのまま焼くだけで 
大変に美味しい物だったの。 
 
 
で…試しに 
今回は 頭の部分も 
軽くお湯で煮るだけで 
冷めた物から うろこを外し 
 
 
お野菜達と ぐつぐつ煮ただけ。 
勿論 ダシや 昆布 生姜も 
一緒に煮込みましたが 
 
 
野菜の甘味と 
鮭の旨味のマッチングが素晴らしく 
 
 
今まで 一口でリタイヤーしていた 
お世継ぎくんまで 
丼1杯ぺろりと平らげ 
 
 
『ジジが好きだったんだ? 
ふ〜〜〜ん♪』と 
納得して 
 
 
あの小うるさい ニワトリまで 
『今日のは特に美味しい』と 
大きな丼に 3杯食べて 
大満足だった様です。 
 
 
それにしてもわたくしの父 
サイパン生まれで 
サイパン育ち。 
 
 
『なのに 何故三平汁?』 
不思議に思いつつも 
聞く事無く  
思い出の味になってしまいました。  

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