当工房１番の若手浜ちゃんＩＬ・ＣＡＮＮＯＮＥ見事に作り上げた。 
小生の一切の手出しを許さない完璧な作品である。デル・ジェスがパガニーニの依頼で創った伝統の名器である。 
色はちょっと違うが、Ｆ字孔、サイド板の逆版、そっくりに作り上げた。 
エンドピン・ホール、ネック裏の仕上げ、さらに指板を張っていよいよ音出しだ！！１１・１２乞うご期待である。

ノビタ君こと、杉山尚史先生による試奏会ピアノ合わせである。小生作、ガスパロ・ダ・サロの試奏。初めてのプロによる音だし。素晴らしい高音、重厚な低音。我ながらよい音だと自負した次第。勿論、やそじ―先生の作品も素晴らしい・・！ 
１１・１２日、会場に響き渡る”アプレ・アン・レ―ブ”の響き！その音域！を聴いてほしい！！

毎日新聞が、来房。たまたま来ていた尾中君が取材対象となった。 
顔が面白いからだろう！！このほかにも”ラジオ日本””ＮＨＫおはようニッポン”、”神奈川新聞”など随分取材があった。ウレシイかぎりだ！！＞

STRADの時代から、このラベルにはいろいろな思い入れがある。 
偽物、偽造、張替、先般も古い楽器を探し出しては偽造ラベルを張り高値で売買してる新聞記事があった。 
粕谷氏のラベルはいわれがある。２年越しでホワイトの完成。氏の妹さんが出来上がるのを楽しみにしていたと言う・・・。 
ところが急逝！そのなくなった日をラベルに刻んだと言う。ペグ・ホールをかんざしにならないように彫る。さらにエンドピン・ホールも同様に完璧に仕上げた。音も素晴らしく、妹思いの”氏”考え深げに朗々と弾いていた。

ここのところ、パーフリング作業にのめりこんでいる、氏いわく、全くこの作業は自分に合わないと言う・・・？ 
ゾノさんよ！ここを無事通過すれば、楽園が待っている？とにかく辛抱強く１日１０ｃｍの気持ちで行こうぜ！！さらにＣ字コーナーは１日１０ｍｍの気持ちで行こうぜ！！

ホワイトのカンセ―イに大満足の氏であった。指板を張り、エンドサドルを付け。いよいよＳＴＲＡＤ”ＳＥＲＶＡＩＳ”の全貌が現れた。 
確かに、でかい。今までのソフト、ハード・ケースでは入らない。コントラバスのミニ版と言ってよい。しかしタッピングトーンはＦ＃の素晴らしい音が響いている。この音が出ていると言う事はすごい音が期待できる是非！！１１・１２に鎌倉芸術館で試しに弾いてもらいたい！

大窪氏のオリジナル工夫。 
驚くべき氏のアイデアである。ＣＥＬＬＯでこんな創り方する人始めて見た？ 
そのいっ端を照会する。２本のバスバー、これは３本脚ブリッジ、ぞーさんの鼻の部分に強化のために入れたと言う・・・？ 
続いて、３台のぞーさんブリッジどうするの？と聞くとまあ見てくださいとのたもう・・・？ 
続いてレーザー光これはテールエンドから発射してネックの曲がりをチェックすると言う・・・？これらのユニークな作業が鎌倉芸術館で見られる。まだまだ面白い秘密がある。ぜひ見て、触って、音を確かめて本人に訊ねて貰いたい・・・？

１１・１２日、鎌倉芸術館において”第３回手創り弦楽器フェア”が開催された。ヴァイオリン２３台、ヴィオラ３台、チェロ１４台、コントラバス２台、見事な景観であった。特に、ＶＳＪの会員の皆さんは何十年の弦楽器制作のベテランだけに一味違う外見であり、音であった。延べ人数４２０名ほどのお客が来場大盛況となった。ＮＨＫはじめ多数のマスコミの取材もあり大成功の企画であった。それぞれ自作のヴァイオリン、ＣＥＬＬＯ　を演奏。今回のコンセプト”創って弾く”を実践した。そして有名先生方による試奏会。これも大評判で未来への期待を感じさせた。また鎌倉弦楽器制作者協会会長の大窪さンの努力でアット・ホームな会となった。特に大窪さんの家族には大変迷惑をかけたようだご苦労さんでした。さらには日本ヴァイオリン製作研究会の川原会長はじめ重鎮の皆様に感謝！感謝！！である。

三田さん、清水さん、藤井さんそれぞれ相当練習したらしく？堂々のヴァイオリニストであった。 
せっかく創った楽器！！弾くことによって、ますますいい音になる。３００年後いくらになっているか誰にもわからない？？

続いて、ＣＥＬＬＯメンバー、みんなマスコミが来てる中、堂々と弾いているのには驚きである。高橋さん、宮本さん、粕谷さん手創りＣＥＬＬＯの音に酔いしれていた。

浜崎さん、南さん、佐塚さん、創る事も然りだが弾くことの方が好きみたいである。自作のＶＮ、いとおしそうに弾いていた。特に佐塚さん、高島千沙子作曲”えず”１流のソリストを従えＮＨＫ”おはようニッポン”でも取り上げられ、面目躍如であった。

今回の、ソリスト達は粒がそろった。ＮＨＫ交響楽団　木全利行先生、ソリスト　植草ひろみ先生、コントラバシスト、杉山尚久先生。超一級の先生方、が弾くと我々の自信作も一段と音が冴えわたった。

今回も、ＶＳＪの皆さんの協力なしにはできなかった。本当に感謝だ！

こちらをご覧ください。 
 
https://picasaweb.google.com/101758730956897891668/20111113#5677340095388049906　おはようニッポン 
 
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20111102ddlk14040286000c.html　毎日新聞 
 
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kanaloco-20111111-1111110016/1.htm　神奈川新聞

今回の展示会での１番人気コーナーであった。ゾノ氏の懇切丁寧な、説明ぶりが受けていた。 
一般の人たちは、弦楽器がどうなっているのか？どうやって創るのか？と一番関心を持ったようだ。

第３回手創り弦楽器フェアも好評裏に幕となった。 
恒例の合奏“アイネ・クライネ・ナハト・ムジク”何十年と弾いている曲なので安心してタクトも振るえるが？Ｎ響の木全氏、ソリスト植草氏、さらに初めてのアイクラに挑む人３人？興奮して振らしてもらった。気持ちよかった―ーー！！参加者一同、並びにＶＳＪのお偉いさんと記念撮影でありました！！ちゃんちゃん！

オックスフォード大学のアシュモリアン博物館にヒル兄弟によって寄贈された。１７１６年作ＳＴＲＡＤ”メシア”最高のヴァイオリンと評価され、現在国宝として保存されている。１度も使用されてなく“完全無欠”のヴァイオリンと言われている。作家、チャールズ・リードはその美しさに”ネイ・プラス・ウルトラ(最高峰)と称賛している。そんな最高傑作に挑もうと新人古川氏は、はりきってトレースしている。

高橋さんは、東北大学オーケストラ部でヴィオラをやっていた。 
ヴィオラを手創りし弾いてみたいと言う。弦楽器作りの基本、ヴァイオリン作りから始めるとおっしゃる。 
今までも何人かが挑戦してきた、ガルネリ・デル・ジェス”ＩＬ・ＣＡＮＮＯＮE”大体みんな良い音に仕上がっている。かの巨星パガニーニがデルジェスに依頼してできた傑作！高橋さん頑張っていい作品を創ろうぜ！！