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2014年1月25日（土） 島田実#60「まことの座り方／Will ウイル 二重連稽古真最中」
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| つい二重連という言葉が出てしまいました。
二重連というのは我々団塊世代におなじみの言葉。
修学旅行遠足も蒸気機関車というSL最後期の時代です。
山越えの登り急こう配に、一両の蒸気機関車ではエネルギーが足りず
もう一両蒸気機関車を連結して２本の煙を吐きながらシュッシュッと
時にはニ両連結、計３両で３本の煙を吐きながら
登って行く姿がエネルギッシュでした。
ご存知ではない方は、眠い目を擦りながら
夜中のNHKで日本各地の懐かしいSL映像が堪能できます。
話はそれましたが、正に今の稽古が二重連
機関車が二両、どちらも石炭を燃やす釜が有り
どちらも燃料の石炭を抱えて、どちらも運転手がいる
今日の稽古場も、どちらも役者を抱えて
稽古の熱が燃え上がり、演出家がいる
すごいですね
こちらの稽古の火が燃え上がる 隣の稽古の火が燃え上がる
同じ部屋なのに隣の進行内容は全く分からないのが面白い
時々声は聞こえるんですけどね
蒸気機関車を例えに出しましたが
大きく違うのは二重連で進んで行く訳ではない事
蒸気機関車の外的エネルギーに対してこちらは内的エネルギー
連日稽古場で発散されりエネルギーの連続が
本番舞台のエネルギーに集約される
来週の本番の舞台では、
舞台上で展開される“気”を受け取って頂けると思いますが
この“気”の根源が上記の稽古エネルギーの集約なのです。
エネルギーエネルギーと言っている私自身
毎日、稽古場の若い方々のエネルギーの中にいて
スピード感良く出来上がって行く配役の連携に大いに刺激を受け
遅れをとってなならぬ、と息切れしながら頑張っています。
稽古場の毎日も楽しいですが
本番でしっかり役を演じきって
おいしい酒が飲みたいですね。
さあ迫って来ました、３１日、１日、２日 もうすぐです。 |
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