続・ゆき日記
 「旧ゆき日記」の2003年3月から、1日も欠かさず皆勤中! 
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5月 26日(日) 7勝8敗
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2024年5月20日(月)
      L.ジョーンズ指揮 ロンドンリトルオーケストラ
 :雨
 レスリー・ジョーンズと言う、1905〜1982の英国の指揮者がいました。たぶんかなりクラシック音楽に詳しい人でも、余り知っている人はいない程の無名の指揮者で、弁護士との掛け持ちで活動していた人です。 
 でもこの指揮者が1960年代〜70年代に掛けて録音したハイドンの交響曲の演奏は、最高です! 
 
 その頃のハイドンの演奏は、まだ20世紀前半に蔓延っていた「ロマン派至上主義」が残っていて、18世紀の音楽を「いかに『皆が好む』19世紀的に聴かせるか」という解釈が主流でした。 
 これは和食を洋食好みの人に洋食の味付けと作り方で作って食べさせる・・みたいな物で、最低最悪の解釈です。 
 そんな間違った演奏の18世紀後半の音楽は、軽快、爽やか、切れ味などが完全に失われ、泥まみれ脂まみれの、聴くに堪えない物になってしまいます。当然「つまらない作品」だと思われてしまってました。 
 
 そんな中にあってL.ジョーンズは、「ハイドンや18世紀後半の音楽は、もっと小さく小回りの利くオーケストラで、音の一つ一つを際立たせた、軽快で颯爽とした切れ味のいい演奏をすべきだ」と考え、自身で「ロンドンリトルオーケストラ(リトル・オーケストラ・オブ・ロンドン)」を設立して、当時はまだ少数派だった室内管弦楽団による、ハイドンの交響曲を次々と録音していきました。 
 たぶん全曲録音を目指していたのだと思いますが、それは半ばで達成できませんでしたが、それでも全107曲の交響曲(番号付き104曲と競争交響曲と後に認定された番号なし2曲)の内の半数弱を録音して、主に英国のパイ・レコードと言う会社からLPで発売され、その大半は米国の廉価盤レーベルのノンサッチ・レコードから再発売されました。 
 
 M.ゴーベルマンや、D.ソロモンズ、T.ピノック、C.ホグウッド等と同じ「全集挫折組」のメンバーになる訳ですが、ジョーンズ盤の強みは、ハイドンの交響曲の中でも最も重要である「ロンドンセット(第93番〜104番)」と「パリセット(82番〜87番)」が揃っている事です。 
 そしてその演奏の特徴は、全曲に亘ってチェンバロによる通奏低音が加わっている事で、最近でこそ、ハイドンの初期の頃のエステルハーザのオーケストラにはチェンバロが無かった・・と言われてますが、1980年代から約30年間程は、通奏低音を伴うのがハイドン演奏のスタンダードで、L.ジョーンズはそれを20年程早く取り入れていた訳です。 
 
 そのジョーンズの演奏のハイドンのレコードは、ゆきは殆ど持っていますが、ハイドン以外にも興味深い物があるので、どうしても聴きたいと思っていました。 
 
 先日検索してみると、英国のアマゾンで、ハイドンと、ドヴォルザークとチャイコフスキーの曲の、2枚のLPが販売されていて、日本への発送も可となっていましたので、注文してみました。 
 お値段は2枚と送料で5500円位です。まあ海外からの送料を考えれば、妥当なお値段だと思います。 
 
 注文したのは週末でしたが、週明けにすぐに出荷されました。届くのは今月末〜来月半ばまでの間だそうです。 
 本当に届くのかなー? 楽しみだけどちょっと不安・・
  
 

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