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七時雨山荘まで戻ってきました。あれ?・・・、みんなセクションにアタックしてる・・・。 なんと、後二つセクションが残っていました。(笑) ほぼ、いいとこ無しの闘いを繰り広げていた私メ。 ここはなんとか突破したいところ・・・、じっくりと下見します。 一つ目のセクション・・・。 入り口から出口に向かって歩くと気がつきませんが、逆向きに歩いて見ると・・・、ここの作りは、大きく二つのルートがあるように見えました。 一つが正面突破の山越えのルート。 入り口から入った所に橋が掛かっているのですが、そこからそそり立つ壁を駆け上がり、ショートカット的に一気にクリアするルート。頂上が狭いので、踏み外すと真っ逆さま・・・。 ですがこのルート、マシンパワーと勇気と、真っすぐ正確の登るテクニックがあれば、難易度はさほど高くないようにも思えます。 もう一つは左へ迂回するルート。 橋を渡ってクランク状に曲がり、ちょっとした岩場を越えて一登りするルート。 こちらの場合、左に迂回する事と、岩場から登りまでの良いルートに乗せる事が難しそうで、上手く一本道に進入する事が出来れば、後はバイクに任せて一気に走り抜けてしまえそうです。 正面突破ルートは、縦方向のテクニックが要求されるが、技術を身につけている方なら、一発でクリアの可能性大。 左ルートは、基礎的なターンのテクニックが出来て、正確に一本道を通れれば、クリアの可能性大です。 もちろん、左ルートを選択しました・・・。 橋を渡り、なんとか回り込みます。「ちょっと浅いっ。」と思いながら、もう立て直す事も出来ず、「開ければイケルか?ままよ!」と岩場に突入。 「ガキッ!」 トラップ発動・・・。岩にアンダーガードが乗り、フロントを先の岩に押さえ込まれてガッチリ停止。 っげ、実はバイクのサイズにぴったりの配置だ・・・。 「停まっちゃうか。あっ停まっちゃった・・・。」って展開を繰り返してきた私にとっては、逆に気持ち良いくらい一気に停止・・・。 一瞬の間・・・。 すぐ横でスコアをカウントしてくれていた実行団の方と目が合いました。 「・・・、停止?」と聞くと、残念そうに・・・少し微笑み(笑)ながら「はい。」との答え。 「ですよね〜。」と答えてセクション離脱。(笑) 本当に最後のセクションへ到着。大会本部前の・・・泥んこセクション?(笑) 小川の向こう岸を走行し、鋭角的に曲がって川を斜めに渡り、こちら側で再度鋭角ターン、一段高い所へ登って終了。 何人かの方がアタックするのを見ていました。一番のポイントは、川渡りの泥んこセクションをスタックしないで渡り切れるかと言う所のようです。 見たところ、このセクションにも二つのルートがありました。 少し大回りして、川を斜めに渡るルートと、手前で鋭角的にターンして、出来るだけ短い距離で、川を渡るルート。 ほとんどの方が大回りルートでトライしていました。 大回りルートなら、川を渡り始めるまでは足つき無しで行き易く、手前のルートはターン部分が掘れているので、かなりバイクが引っ掛かり易い状況。 手前ルートは、おそらく足を付かないで川に辿り着く事が、かなり難しいと思われます。 川渡りの部分では、大回りルートでは長い距離で渡らなければならない分、スタックのリスクが高く、手前ルートは短い距離なので、リスクは小さいイメージ・・・。 一見、大回りルートの方が簡単そうで、たぶん、最初のバイクが通った時には、クリアし易かったんだと思います。 今は・・・、田んぼのように耕されてしまっていますので、川渡り部分がかなりきつそうです。 少数派ですが、私は、手前ルートでトライする事にしました。 イロイロなバイクがスタックしているのをみて、非力なTL125で、川を渡るのは無理だろうと判断しました。 手前ルートなら、川渡りも短いし、通っているバイクが少ない分、路面状況が良さそうです。 私では足つき必至のルートですが、ターンで引っかかって停まってしまわなければ、スタックリスクが低い分、停止リスクは下がるはず・・・。 なんとか、最後くらい突破したかったんで、カケに出ました。 はなから、足つき覚悟でトライします。 前半部分は、一応トライアルらしき雰囲気で走り、すかさず足つき体制に移行して、手前ルートへバイクの鼻先を突っ込みます。 やっぱりバイクが引っかかりました。アクセルを開け、「このこのこの〜。」とあがきます。 視界の隅で、ジャッジが、手を挙げるかどうか、微妙な動きをしています。 周りから「まだ動いてる!」なんて声が上がってるような・・・、本人は必死でよく分かりません。 この手の声援は、迷ってるジャッジに手を上げさせない為に、ひじょ−効果的・・・。(感謝!) 引っかかったまま、もがきます。確かにギリギリタイヤは停まってませんが、見た目的にはほとんどアウト・・・。 本人は夢中なので時間が分かりませんが・・・、数秒後、バイクが抜けました〜。 「行け〜。」 本当なら、川底の泥の状況やら、泥だらけのタイヤで登らなければいけない芝の斜面のグリップ力に合わせて、アクセルコントロールしなければならないのですが、推力を失ったらアウト・・・。もーコントロールなんぞ出来ません。 パワーかけ過ぎでリアタイヤがスリップし、かなり不安定なっているバイクを、倒れないようにバタバタ足で支えつつ・・・。 よっしゃあ〜、突破♪ 最後の最後のセクションは、走り切る事が出来ました♪
そしてゴール。 トライアルは個人競技ですが、この大会が楽しいかとうかは、なによりチームの雰囲気が大事だと感じています。 折れそうな心を鼓舞してくれた、Kさん、Nさん、そしてXL500Sさん。 ありがとうございました!!
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