MOTHER−LAKE DIALY
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8/31(水) 無事帰宅
8/30(火) 決断
8/29(月) 危機一髪
8/28(日) 涼しくなってきた
8/27(土) 無題
8/25(木) 無題
8/24(水) 3日経過
2005年 8月
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2005/8/30(火)
      決断
今日、大きな決断をしなければならなくなった。そしてついに決心した。後戻りできない決断をしたのだ。 
 
午後9時過ぎ、K動物病院から電話があった。無事に手術が終了したとのこと、やはり手術をしたのは正解だったということ、予後がよければ明日にでも退院できるとのことだった。良かった・・・ようやく安堵した。いつかはやらなくちゃいけないことだったとはいえ、いざとなるとやはり躊躇してしまった。けれど、決断を遅らせれば遅らせるほど、リスクは高まることは承知していたので、今日、ついに決断したのである。 
 
再検査の結果、つっちゃんの子宮の状況は決して良いとはいえなかった。10日前の時より、血液検査の数値的には多少良くなっていたが、以前より膿の量が増えていたし、エコー検査では子宮の拡大が認めれた。つまり、確実に蓄膿の症状が進んでいることを示していた。今すぐ危機的状況にあるというわけではなかったのだが、蓄膿は突如として急激に悪化することもある。人間の虫垂炎が1晩のうちに手遅れになってしまうことがあるのと同じだ。だから、今は大丈夫とはいえ、いつ暴発するとも分からない爆弾を抱えているようなものだったのである。 
 
前回は約1年半前だった。その時は抗生剤を1ヶ月投与し、完全に膿が止まった。その後再発は無く、ヒートも普通に経過していたが、やはり完治はしていなかったのだ。蓄膿症の根治には摘出手術しかないのだ。 
今回も、強力な抗生剤治療をすれば、症状を押さえ込むことはできたと思う。だけど、それは問題を先送りするに過ぎない。さらに、それはつっちゃんを今後も薬漬けにするということにもつながる。抗生物質はある程度長期使用すると耐性菌が出てきて効果が薄れてしまう。今後も再発するたびに繰り返し投薬していれば、いずれ薬の効果がなくなってしまうことだろう。その時になって摘出となると、今よりずっと危険性は高まっているはずだ。 
 
もし、検査の結果が悪ければ手術しかない・・・そう覚悟を決めて獣医へ行ったものの、まだ手術という事に対しては抵抗を感じていた。何も知らないつっちゃんがあまりにもかわいそうだったし、麻酔などのリスクもぬぐえない。迷いはあった。一度摘出してしまったら、もう2度と元には戻れないのだから。 
 
パーちゃんとつっちゃん。40日違いの同じ年で、ヒートも一緒に来ることが多かった。パーちゃんは3度の妊娠、祖そして24頭の子沢山。一方のつっちゃんは交配はしても不妊続き、挙句の果てに蓄膿・・・・そして摘出。 
つっちゃん、今朝もパーちゃんの子供たちのなく声を聞いて、心配してドアの向こうで泣いていた。パーちゃんがいない時に、こっそり中に入れてあげると、嬉しそうに赤ちゃんに近づいていった。赤ちゃんは大好きなのだけど、どう扱っていいのかわからないつっちゃん・・・遠慮がちに子犬たちを舐めたり、鼻先でつついたりしていた。 
つっちゃん、赤ちゃんが欲しかったんだろうなぁ・・・パーちゃんやローズがお産をするたびに、いつもドアの向こうでずっと産室の中の様子を伺っていた。キューキュー鳴るオモチャを赤ちゃんに見立てて大事に抱いていた事もあった。ごめんね、つっちゃん・・・。 
 
病気なのだから、仕方ない。治療の為にはやむを得ない。これでつっちゃんが少しでも長生きしてくれるのなら、これでよかったのだ・・・・そう納得せざるを得なかった。つっちゃんの子供が欲しかったといえばそれは本音だけど、なによりつっちゃん自身が一番大事。子犬のことはとっくにあきらめていたし、だからこそ、つっちゃんに良く似たニコラの息子であるわかば君を家に残したのだ。つっちゃんの子供は残らなかったけど、つっちゃんの血筋は残したかったから。 
 
明日の午後、一度面会に行く予定だ。食欲があって元気そうなら、退院できるそうだ。だけど、我が家の環境を考えると、術後のつっちゃんは果たして大丈夫だろうか。ローズが帝王切開をした時は麻酔が効いているうちに戻ってきたけど、その後産室にいたから他の犬達とは隔離されていた。だから、育児以外は安静にしていることができた。でも、今はパーちゃんと子供たちが産室を使っているため、つっちゃんはヴィーたちと一緒にリビングにいるしかない。なにしろ、毎度のようにヴィーとわかチーが大騒ぎしているのだ。つっちゃんが黙ってみていられるはずがない。ケージの中に入れていても、出して欲しいと騒ぐだろう。もちろん、外に出したらきっと鬼ごっこに加わるに違いない。いくらなんでもそれは危険だ。 
 
それならば、もう少し入院させておいた方が安全か??だけど、入院というのはものすごいストレスなのである。人間だって、入院はストレスとの戦いなんだから、犬にとってはなおさらだ。何故そこにいなくちゃいけないのか、理解できないのだから。ただただ、閉じ込められているというストレスだけがあるに違いない。特に、我が家は普段自由にして暮らしているからなおさらだ。 
 
木曜日は休診なので、明日退院できなければ自動的に金曜日まで入院となる。それもまた可愛そうな気もする。無理してでも明日連れてきた方がいいのかなぁ。。。。悩むところだ。とにかく、明日のつっちゃんの様子で判断した方がいいだろう。元気そうなら連れてかえる、ぐったりしていればそのまま入院ということにしよう。 
ともかく、どうかつっちゃんが一日も早く元気になって、いつもの「つっちゃんすまいる」を見せてくれますように。 
 
☆大好きなつっちゃんの顔。いつもにこやかで優しい目元が特に好きです。早く元気になってね、つっちゃん。  
 

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