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リビングのエアコンの設定は23度。実際にはそれでも室温は25度くらいある。夜は設定を24度にする。私にはちょっと寒いくらいだけど、犬達には丁度いいらしい。気持ち良さそうに爆睡している。羨ましい連中だ。だけど、パーちゃんだけはフーフーいってまだまだ暑そうだ。なにしろ一人だけフルコートだしオデブだし・・・。寝ていても熟睡できないのか、時々目を覚ましてハァハァやってる。お腹と内股の毛をギリギリまでカットしたけど、それでもダメらしい。昨朝は珍しく食欲がなく、ちょっと心配した。 今朝はちょっと遅くまで寝ていたので、犬達を外に出す時にはすでに太陽が昇りきっていた。6時過ぎたらすでに外は真夏の暑さだ。犬達を外に出してから、キッチンで朝食の支度をし、しばらく経ってからボチボチ呼び戻そうかと玄関に行って外を見てみたら・・・あれっ?すでに誰もないじゃん。 いつの間にか、全員リビングに戻っていて、「あづい〜」ってやっていた。お前達、ジェナとラッシーを見習えよなぁ!! ジェナとラッシーは裏庭で過ごしているから、当然エアコンなんてない。時間によって裏庭の一番涼しい場所に移動しながら過ごしている。でも時々リビングにも入って「エアコン体験」をしているけど。 すごいなぁ〜って思うのは、コリー達が今にも死にそうになってハァハァやっているときでも、ジェナたちはそれほど暑そうにしていないのだ。口をあけていないことすらある。恐らく、コリーよりずっと暑さに対しては耐性があるに違いない。よだれが少ないのも、過剰に水分を失わないという事なのかもしれない。冬は風を通さない下毛があるけど、夏になってそれが落ちると荒い上毛だけになるから、コリーのコートよりずっと風通しが良い。やはり、古くからこの国に根付いた犬はそれなりに適応しているというわけだ。だから、冷涼な国の原産であるコリーが、高温多湿の国で暮らすには無理があるというものだ。とくに、ここ数年の夏は10年前の夏とは違う。 昨年は近所のワンコが何頭か熱中症で亡くなった。今年はまだましかなぁ。無くなったワンコはみんな屋外につながれていた。ひどい子は日陰が自分の小屋の中しかないという状態だった。田舎では未だに「犬は暑さ寒さに強い」と思っている人が多いのが現状だから、こういった悲劇はあとを絶たない。 いつもパパを駅まで送り迎えに行く途中に、昨年から飼われはじめたラブがいるんだけど、とっても気の毒な状況だ。何もない庭の真ん中に、ぽつんと小屋が置いてあって、2mほどの鎖につながれている。柴犬くらいなら、2mの鎖でも動き回れるけど、ラブの大きさでは2mは短すぎる。でも、日本の法律では確か2m以内だったから、ほとんどの鎖は長くても2mしかない。 飼い主はラブの大きさを分からないままに飼い始めたのか、最初は成犬になったらどう見ても狭すぎる小屋が置いてあった。案の定、すぐに入れなくなり、次に木製の小屋が置いてあった。ラブの幼犬に木製の小屋・・・絶対ダメだぞ〜って思っていたら、やっぱり1週間で分解されていた。でも、その後新しい犬舎を買う様子はなく、しばらくは屋根だけになった小屋だけが置いてあった。 冬になり、ラブにはちょっと小さいバリケンが置かれた。すぐにまたボロボロになったけど、形は残っている。隣には相変わらず、屋根だけの小屋。ラブはバリケンには入らず、いつもその小屋の下にいる。雨が降れば中まで濡れてしまう程度の屋根だ。 そして夏・・・状況はほとんど変わらず、昼間は小屋と、バリケンの影で過ごしているらしい。若いラブだからまだ耐えているのだろうけど、この犬が老犬になったらどうなるのだろう。 ラブだって、蒸し暑いアジア原産の犬じゃないから、暑さ強いってわけじゃないだろう。毛が短いから、暑さに強いって思われがちなのかもしれないけど。 犬のために一日中エアコンを入れているっていったら、このあたりじゃ、まだまだキチガイ扱いされるけど、先日もっとすごいことを聞いた。一昨日、マットを交換に来たダスキンさんの家ではウサギを飼い始めたのだそうだけど、そのウサギのために一部屋ずっとエアコンを入れているのだそうだ。上には上がいるなぁ〜〜。 ☆どうも我が家では男の子は虐待されるようで・・・。マーキュン同様、わかば君も試練に耐えています。 一番過激なのは「母ローズ」。犬の世界にも「わが子虐待」ってあるんでしょうか?? わかば君自身は結構平気みたいですけど。もうなれっこだよね。
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