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2014年 9月 →
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スタンプラリーの旅は続きます。 寒くなりそうなので、早くやっつけないと・・・。 今回の目的地は、浜通りは南相馬の「かつら」さんというレストランです。 南相馬と言えば・・・、関東側から見ると、事故のあった原発の向こう側の海沿いの街です。 震災の後に、原発のこちら側の海沿いにあたるいわき市へは行った事がありますし、イーハトーブトライアルの帰りには、岩手から宮城まで海沿いを走ってみた事があります。 現在は、まだ原発の規制エリアの関係で通れない場所がありますので、行ける範囲での被災地の海岸線としては、一応、私が行ってみた範囲が南北で繋がる形になります・・・。 いつものように東北道を北上、磐越道で少し東進して船引三春ICで下道へおります。 少しずつ立ち入り制限が解除されて来ているので、今ではここから直線的に南相馬へ向かうルートも通れます。 一応、今回は、少し北へ向かって、回り込んで現地を目指す事としてみました。 この間まで立ち入り制限が続いていたエリアを、観光客である私が突っ切って行くのも、なんとなく気が引けまして・・・。 かつて行ったことのあるDASH村や、トライアル講習で訪れた川内村なんかも避難区域になってたりして、気持ちに少し引っ掛かりもありましたしね・・・。 少し北よりのこのルートを使った場合でも、かつて避難の対象となっていたエリアを掠める形にはなりますが、他にルートが見つかりません。 今でこの状態だと・・・、立ち入り制限がかかっていて通れない道だらけだった頃は、きっと不便だったでしょうね・・・。 一旦北へ向かったGBは、進路を変えて少しずつ北東方向へ・・・。 やがて、東に向かって走り続けます。 東に向きに変えて走る頃には、原発規制がかかっていたエリアを抜ける形になっていました。 このエリアに入ると・・・、黒い大きな包みが、そこら中の空地に集められて唖然とします。 時々、ニュース映像でみる、直径100cmくらいの黒いビニールに包まれた固まり。 除染で出てきてしまったゴミです。 ちょっとの空地や、民家の庭のスミにいっぱい・・・。 もともと雪も降る場所ですから、雪寄せ場らしき場所もありますが、 とにかく置けそうな場所には、必ずいくつかは置いてあるイメージ。 しかもコイツは、雪と違って自然に解けて無くなったりはしません・・・。 道路沿いの、かつては地元の牛を食べさせていた専門店らしい「○○牛ステーキ」なんてお店も、 閉鎖されて久しい雰囲気で、裏手にはこの手の黒い固まりが積んであります。 「あらら、これはまだ全然ダメだ・・・。」 除染が進むほど、持ち出せないゴミが増えてきて・・・、雪国なのに、これじゃあ雪寄せ場もなくなっちゃう。 すぐに何かが出来る訳ではないんだけれど、訪れてみると早くなんとかしないとイカンのだよな、と考えさせられます・・・。 少し暗い気持ちで走り続けるなか、珍しい一団とすれ違いました。 すれ違ったのは、自衛隊の車両です。 最初にすれ違ったのは、自衛隊のオフロードバイク隊員が2名(2台)。 随分昔に、自衛隊にオフロードバイクが採用されたって話で知ったのですが、確か戦場で強行偵察的な事をするのが任務で、公道を走っている姿を見る機会はめったにないハズの物です。 「あれ?珍しいバイクが走ってるな。」と思って走り続けると、次にすれ違ったのは、小型の兵員輸送車。 また少し走って次に現れたのは、赤十字マークを付けた軍用車両。 更に少し走って、今度は小型の指揮車両らしき物が2台・・・。 想像ですが、福島に派遣されていた少し特殊な救難能力を持った方達が、今度は噴火してしまった御嶽山へ向かったんじゃないでしょうか。 自衛隊の方にも、頭が下がりますね・・・。 いろいろと考えているうちに、かつての立ち入り制限エリアを通り抜けたようです。 街が・・・、街らしくなってきました。
かつらさんに到着したのは12時30分頃。 食事をするのにはちょうど良い時間です。 店内には、 店主さんのバイクも飾ってありました。 お昼時なので、 お店はそこそこ混んでいて忙しそうです。 普段はあまり読まないバイク雑誌を眺めて、食事が出てくるのを待ちます。 食事を済ませ、ライダー向けサービスのドリンクも頂き、スタンプも無事ゲット。 お店を出て、出発しようと外でゴソゴソやっていると、ちょうど忙しい時間帯が終わってきたのか、店主さんが出てきて声をかけてくれました。 「混んでて時間かかっちゃってごめんなさい。」 なんて所から会話が始まって、お店のカメラで記念写真を一枚。 次の目的地は同じくスタンプポイントのフォレストパークあだたら。 かつらの店主さんに距離感なんかを教えて貰ったあと、駐車場で地図を眺めてルートを検討していたら、今度は西の訛りで声をかけられました。 「なんだか、ココだけバイクがいっぱい停まってて活気づいてるけど、特別なお店なんですか?」 との事。 沢山は説明出来ないので、ざっくりと福島ライダーズピットとスタンプラリーの話をしました。 「そうですか。イヤ、いい事ですよ。ずっと歩いてきたけど、この辺のお店には、全然人が居ないもの・・・。」」との答え。 付近を歩いて来たそうですが、閉まってるお店も多かったとの事。 この方も、話しを聞いてみれば、原発対応に派遣されている技術者の方でした。 出発の挨拶を済ませ、走り出します。 まずは、一度海の方に出てみる事にしました。
大きな堤防の修繕工事中。 この辺りは、当時、大きな津波の被害を受けたようです。 津波被害があった地域では、どこの地域でも、津波の力の大きさには驚きます。 ほんのちょっと高台である事で、 すぐ近くに被害が全然無い場所がある場合が多い事も・・・。 みなさん、津波警報時は、少しでも高い場所へ避難しましょうね。 海を後にし、再び出発。 フォレストパークあだたらは、安達太良という名の通り山の方にあります。 今度は西に向かって移動開始。 例によって、私メ、少し寄り道が過ぎたようです。 この時点で、ちょっと再出発が遅すぎた感じ・・・、時間がかなりおしてきています。
フォレストパークあだたらはアウトドア施設なので、 本来ならばキャンプ場等を利用したり、 周辺を散策したり出来る時間に到着するのが正しい形なのですが・・・。 到着時刻は17時過ぎ。 どちらかと言うと管理棟の売店も閉まってしまいそうな時間にギリギリ滑り込みました。 ・・・ギリギリセーフな感じでスタンプゲットに成功。 もう閉める時間であった為か、 受付に残っていた方も内線電話で「バイクの人のスタンプってどこだっけ?」とか問い合わせして押してくれました。 迷惑をかけてもいけないので、お礼を言って管理棟を退散。 外で出発の準備をしていたら・・・、先ほどの内線で問い合わせを受けていた本来の担当の方が、わざわざ外まで出てきて声をかけてくれました。 「お〜、懐かしいバイクに乗ってますね〜。」 なんて話題からしばしバイク談義・・・。 「そのうちキャンプにでも来てみま〜す。」と挨拶して帰路につきました。 特に今回の福島行でやりがちな特徴なのですが・・・、 ほぼ日帰り限界点エリアなのに、この日も現地でノンビリし過ぎて・・・。 夜間の高速を一気に走っての帰還となりました。(笑)
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今シーズンの一大イベントの青森行は無事に成し遂げましたが、 もうひとつのイベントの福島スタンプラリーの旅は続いています。 この日の目的地はミニカーカフェ。 先の青森行でXL500Sさんにスタンプカードを見せたら、「ミニカーカフェは行ったことあるよ〜。」ってな話題にもなったポイントです。 先週、GBは無事に青森行を成し遂げましたので、一回休み。 今日の相棒はSDRをチョイスします。 ルートはいつものように、東北道の北上から開始・・・。 現地に着くと、ちょうどお店から出てきたバイク乗り達がおりました。 「あら〜、SDR。懐かしい〜。これで来たんですか?」 ・・・、ハイ、SDRの得意技発動♪ お陰で、今回もいろいろとお話をする機会を得る事ができました。 当時を知ってる方で、 「あれ?確かスポークホイールじゃなかったハズですよね?」 あたりから始まって、一通りいじってるポイントを見抜かれました。 なぞなぞを出してるみたいで、ちょっと面白かったです。(笑) ミニカーカフェですから、店内には、古今東西のミニカーが展示されています。
え〜、車と言えば、 私の場合のお気に入りは、まずこちら。 かつての愛車、 ユーノスロードスター♪
もう一台は・・・、 ランチアラリー037。 世界ラリー選手権にグループBと言うモンスターカテゴリーがあった頃の名車です。 ライバルが4WD化していく中で、 トヨタセリカと並び、2WD車として何度かチャンピオンマシンとなった車です。 両方とも、それなりに有名な車なので・・・、ちゃんとありました♪ 出発時にはマスターが出てきてくれて・・・。 「自分のバイクと一緒に写るってないでしょ?」と一枚。
珍しく、自分のバイクと一緒の 思い出の一枚となりました♪
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いよいよ夏休み最終日。 この日、XL500Sさんはお仕事・・・。 「先に出るから鍵閉めってって。」とのお言葉もあったのですが、 流石にチト申し訳ないし、700キロ強の道のりも控えているので早めに出発。 青森からの離脱には二本の高速利用のルートがあります。 青森ICを目指して東北道を南下すパターンと、 八戸道を利用してから東北道へ合流するパターン。 往路では変則的に八戸道を利用したので、 帰りは近年使った事の無い青森IC利用も考えていました。 ですが、どうも昨日の帰りに湾沿いに走ってみた感触では、青森ICまではかなり時間がかかりそう・・・。 もし早めに南下できれば、福島スタンプラリーのポイントの中で、 北よりにあって普段なら行きにくい場所に寄りたいという事もあって、 結局、今回も三沢方向に向かって八戸道を利用する事にしました。 第二みちのく道の下田ICからへ入り、八戸道を目指します。 往路でも少しややこしい事になったのですが、第二みちのく道はETC非対応。 自動発券の高速券を受け取って走りはじめます。 実は、これが後々、「しまった・・・。」な事態を発生させる事になるのですが・・・。 最初に高速券を受け取った時に気がついたのが、 券を貰っちゃ、ETC割引が受けられ無いんじゃないかと言う事。 一度、PAに入って清算方法確認・・・。 ETC割引受けるには、どうやら、出る時に車載機搭載を申告し、 割引希望を伝えれば良い模様。 「なぁ〜んだ、了解♪」と走り出しました。 とは言え、一抹の不安が・・・。 ウチの車載機、実はいわいる自主運用ってヤツでして・・・。 自主運用の詳しい解説はググって貰うとして、 これって規約違反ではありますが、法律違反では無いようです。 ただ、規約は守っていないのは事実ですし、 何となく早めに一度高速券を清算してしまって、改めてETCゲートで高速に乗り直したい気分。 八戸道と東北道との合流点あたりで、ちょうどガスが怪しくなる距離であった事もあり、 「合流前にリザーブになっちゃったら、一旦現金清算で降りて、近所で給油しよう。そうすれば、残りの距離は割引対象になるし・・・。」と思っていました。 っで結局・・・。 元々航続距離自慢のGBと、来る時のガス欠事件でしっかり学習してしまっていた私メの組み合わせは、この地点ではリザーブに入る事も無く、あっさりチェックポイント通過。 高速道路上のGS付きSAまでたどり着けてしまいました。 「っま、メンドーだけど、降りるときに割引申告すればイイ訳だし。」と、 給油を済ませて先に進みます・・・。 やがて、GBは岩手山PAへ到着。 そろそろ食事を考える時間が近づいていました。 この先はお肉の名産地が揃っています。 地元の物を、あちこちのSAで少しずつつまみ食いしながら行くのも悪くないと思い、 レストランではなく、外に隣接されているお店を物色・・・。
ありました〜。地元の物♪ 米沢牛串・980円也・・・。 「たかっ!この先には、前沢牛も待ってるし・・・。」と、ここは我慢で岩手短角牛串・680円をチョイス。 短角牛は、 最近評判の脂が少ないのに美味いと噂されている牛さんです♪ 続いて期待の前沢PAへ・・・。 そろそろ時間的に腹が減ってきた事もあり、 「よ〜し、今度も牛串だ!せっかく旅先なんだから、今度は1000円くらいは平気でだしちゃうよ♪」と、張り切ってお店を物色。 最初に目に付いたお店は、特設テントで売ってた冷麺。 臨時で出ているものなので、試食コーナーもありました。 冷麺もこの辺りの名物です。盛岡冷麺、わりと好きなんですよね〜。 「前沢牛串を食ったら、ちょっと試食もしちゃおう♪」と思いつつ、 いよいよ期待の牛串コーナーへ。 「牛串♪牛串♪・・・、っげ、特上前沢牛串2000円だと?」 看板には、わざわざ焼く前の姿の写真があり、小さなステーキかと思うようなサイズの、見事な霜降肉が何枚か刺さってます。 「う〜、2000円か〜。高い・・・、 でも1万円クラスのステーキの、肉の切れ端だったらどうしよう・・・。」迷いに迷い、とうとう清水の舞台から飛び降りました。
牛串ゲット! ・・・前沢牛串・1200円也。 ・・・、ハイ、こちらはノーマルな牛串です。 私メの意気地無しっ! 流石に牛串に2000円は出せませんでした。(笑) っま、特上を選べなかったのは残念ですが、 大変美味しく頂けましたよん。 もうちょっと、何かを食べたくなって、例の冷麺試食コーナーへ。 一口でスルリと食べられる量です。 食べてみると・・・。 「お〜、この酸味。疲れた身体に心地好い・・・。」な美味。 「ごちそうさまでした♪」と試食コーナーでお礼を言い、返す刀で、レストランへ直行・・・。 すっかり食欲を刺激され、そのまま盛岡冷麺一食も退治。 ・・・、なんだかすっかり罠にはまってしまった感もありますが、これでしっかり満腹♪ 総計で特上前沢牛串以上の値段の食事を済ませ、前沢SAを出発しました。(笑) さてさて、おなかが一杯になってしまえば、当初のつまみ食い作戦はもはや過去の物。 距離を稼ぐモードに切り替えて黙々と走ります。 南下するにつれ、 「××ICまで150キロ」みたいな案内看板で、だんだんと、馴染みのIC名が現れ始めます。 「もう少し走れば、いつもの日帰りツーリングの限界点あたりに突入かな・・・。」と思いはじめた頃、なんとなく、再びETCの件に考えが向きました。 「この時間なら、予定通り福島スタンプラリーを一個ゲットできそうかな。スタンプポイントの近所のICで割引申請して降りればいいか。・・・あっ。」 イエネ、ここで気づいて良かったって説もあるんですけど・・・。 気がついたのは、こんな状況。 出るICで車載機有無を聞かれて「有り。」と答えた場合、係員はナンバーを控えた上で、割引処理をしてくれるハズです。 っで、例の自主運用ですから、このナンバーを、後日係員さんが照会した際には、このナンバーのバイクには、ETC搭載の記録が無い事に・・・。 これでは「車載機有り。」と虚偽申告したと言われても反論出来ないんです・・・。 っま、高速道路側が本気になれば「料金逃れの詐欺だ!」と犯罪扱いする事も出来る訳で・・・。 失敗しました。最初のチェックポイントで現金で降りて給油すりゃ良かった。 結局、全行程の中では半分以上を消化してから、福島スタンプラリー狙いの福島飯坂ICで現金清算。 これだけ距離があると、ETCかそうでないかは、かなり金額の差が出るんですけどね〜。 残念。(笑) ここでスタンプポイントとして狙ったのは、果樹園のまるせいさんです。 元々はゴルフ場であった土地を果樹園にしたとかで、道路沿いのお店とは別に、少し離れた場所にゴルフ場時代のレストハウスが残っており、そこをライダー向けに解放しています。 ライダーズピットを示すノボリがありましたので、まずはその旧レストハウスへ。 何人かのライダーがいらっしゃいました。 地元や他県の方を問わず、どうも常連さんも多いようです。 こちらにスタンプがあるのかと思いきや、どうやら今日はお店の方にあるようです。 果樹園を抜けて、お店に歩いて行ってみると、店主さんが「ライダーさんですね♪食べてって下さい!」と試食用の果実を次々と切り分けてくれました。 食べた物の中から、特に美味しかった梨を二種類ほど購入。 美味い桃もあったのですが、こちらは6個入りの箱が最低単位。 箱入りはバイクでは持ち帰りにくいので、何の気無しに「桃の方は1個単位では買えないんですか?」と聞いてみると・・・。 「桃の場合は持って帰るうちにオセちゃうんで、オセないように箱売りなんです・・・。ちょっと待ってて下さいね♪」との回答。 「え〜と、これとこれとこれはオセてて売り物にはならないんですけど・・・、絶対美味いです。内緒ですよ♪」と、いくつかの桃をオマケをつけてくれました。 戻ってから食べましたが・・・、絶品でした♪ スタンプも無事にゲットしたところで、店主さんから、「おくさんが来るんで、みんな軽くお散歩ツーリングするらしいですよ。」とのお言葉。 この「おくさん」なる人物・・・。 福島観光大使の方で、「バイクで福島を元気に!」な活動をしている女性です。 たしかバイクBGかなんかにも、この方が書いた4コママンガが載っています。 今回の福島スタンプラリーでは、ちょくちょく遭遇してお話をさせて貰った事があります。 その遭遇率や見かけたレベルまで入れると「ありゃ、また会った・・・。いや〜、本当に福島中を走り回ってるなぁ。」と感心するほど。 気になった方は、おくさんのサイトも検索してみて下さい。 こちらの方のブログには、私メの姿も写っているかもしれません。 おくさんは、旦那様とともに、今回は・・・、残念、車で到着。 常連さん達もいましたので、近所の摺上川ダムまで軽く走ろうと言う話しになり、お誘いを受けて、私も混ぜて貰いました。 ツーリングと言うにはあまりにも近いのですが、それでもしっかり峠を通ってダムに到着。 こういうちょっと走っただけで良いシチュエーションがあるのは、うらやましい限りです。 一同でダム見学。ここのダムは、見学施設も割としっかりしていて、ダムの模型をみてしばし感心・・・。 摺上川ダムを後にし、一度、まるせいさん戻ります。 しばし談笑していましたが、私はそろそろ撤収時刻。 それでも、福島まで帰ってきていれば気分はかなり楽です。 ここからは、高速を一気に走りきり、ガレージへ帰還。
こうしてGBは、今シーズン最大の長旅を達成したのでありました。 |
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この日も・・・、やっぱり早く目が覚めました。(笑) この日は、かつてGB乗りだった方が合流する事になっており、9時頃にはXL500Sさん宅で集合となる見込みでした・・・。 っが、私メが目が覚めたのは6時頃。 集合3時間前は・・・、流石に、チト早すぎでした。 遠足前の子供みたいな効果さえ出ているのかもしれません。(笑) しばらくは、開けた窓から外を眺めてプカリとやったりして過ごしましたが、流石に時間が持たず、フラリと外へ散歩に出ました。 これがいけなかった・・・。 袋小路が多い町で、道に迷う事約30分。 戻った頃には・・・、タハハ、昨日の仏ヶ浦につぐトレッキングをこなした気分でした。 後で聞けば、以前XL500Sさん宅を訪問された方の中に、 どこかでUターンして車を家の前に着け直すつもりで走り出したら、しばらく帰ってこれなかった方もいたとか。 う〜む、恐るべし・・・。(笑) 「これだけ時間をかけるなら、いっそバイクで、昨日行けなかったガメラレーダーにでも行けば良かったかも・・・、山の上にずっと見えてたし。」 などと冗談を言いつつ、まずは一休みが必要な状態からのスタートでした。(笑) そろそろ、出発準備も進めようかという時間になって来ました。 この日のエントリーバイクは、私メがGB。 XL500Sさんは、エストレアとNZで迷った末に、NZを選択。 そして・・・、合流してきた元GB乗りの方はCD125で登場。 全てシングルエンジン搭載車ですが、見事にバラバラな性格のバイクです。 こんな時にちょっと不思議に思うのが・・・、XL500Sさんの遊び人脈の広さ。 そもそも、埼玉で偶然釣り絡みで知り合った私が、今度は別の共通趣味(バイク)で青森を訪問しているってのが、既に稀な話しな気もします。 っで、ソヤツが「バイク手に入れたんで、ロングツーリングやりたい!そっち行ってイイ?」なんて30年近く前のバイクで行くと言い出した時に、 何故か「昔乗ってた人が見てみたいって。」との答え。 GBというバイク、どっちかと言うと、乗ってた人を見つけ出す方が難しいハズなんですが・・・。 これが人徳ですかね♪ さて、メンバーも揃いましたのでXL500Sさん宅を出発し、フェリーターミナルを目指します。 本日は、むつ湾をフェリーで横切り、ちょっと船旅気分も味わってしまおうと言う作戦です。
途中で小休止し、 本日のエントリーバイクを撮影。 CD125さんと、GB談義にもなりました。 GBに乗っていた方なので、 やっぱり良くこのバイクの事をご存知です。 良い方でした♪ 時間が余り無くてとうとう言い出せませんでしたが、 「良かったら、久々に乗ってみます?」と言いそうになったくらい。 これって、初対面のバイク乗り間では、なかなか思わないもんなんですよ。 港に着き、フェリー待ちとなります。 これって・・・、考えてみれば私にとっての初フェリー体験。 子供の頃に乗船した事はありますが、自分で運転する物を載せるのは始めてです。 船が入って来るのを見てからは、けっこう興味津々。 搭乗が始まれば・・・。 それはそれで「あれ?四輪なら輪留めして床へ縛るんだろうけど、バイクはどうするんだ?」などと、けっこう緊張。 手際よくキズ防止のシートをかけて、上手の床へ固定する船員さんに感心・・・。 出港すれば・・・。 今度は操舵室が見える窓から中を覗き込んだり、 甲板をウロウロしてみたりと、またまた興味津々。 入港の際は・・・。 「どれどれ、どうやって船を回すんだ?」などと操舵室やら湾側の作業を見てみて行ったり来たりと・・・。 あっちで「お〜♪」、こっちでも「お〜♪」となかなか楽しい経験でした。(笑) いよいよ、上陸・・・。 ルートは西へ向かい、一旦日本海側を目指す事になります。 第一目標は、名物のしじみラーメン。 ネーミング的にはイロ物系ですが、古いツーリングマップルにも紹介されており、どうやら名物として定着していそう・・・、期待の一品です。 天気が気まぐれな印象で、時々濡れた路面を走る事になりましたが、それでも大きな雨に会う事もなく、無事に半島横断に成功。日本海側に出る事ができました。 お店に着くと、ちょうど出発しようとしていたライダーに、XL500Sさんが声をかけられました。 「ありゃ〜、NZ250♪昔乗ってたんですよ〜。」 ・・・、どこかで聞いたような展開。(笑) GBも、バッタリあったライダーに声をかけられるのは、だいたいこのパターンです。 ともに、発売当時でさえ数が出ていなかった絶滅危惧種なので、 どうも乗っていた事のある方には、強烈にアピールするなにかがあるようです。 どの方も、「悪くないバイクだよね。イイ状態のバイクがあったら、また乗りたいもん。」 と言ってくれます。 80年代は、バブル期だったと言う事もあって、 いろいろなカテゴリーのバイクが選べた時代でもあります。 公道を普通に走れるトライアルバイクや、 まるでレーサーに保安部品を付けたようなバイクも販売された時代。 いろいろなバイクに乗れた私達は、やっぱりな幸せな世代だと思います。 バイクブームであった事もあって、 古いバイクに乗っていると、 今でも時々「懐かしい〜、オレも乗ってた♪」なんて方にも出逢う事もある・・・。 素直に「良いなぁ。」と思います。 NZであったりGBであったりSDRであったり、もっと言うとTL125でさえ、 ついつい「オレも乗ってた〜♪」と反応してしまう方の気持ちは良く分かります。 かく言う私メも、実は、NZは当時身近にあったバイクだったりするし♪
お店に入り、いよいよしじみラーメンを注文。 せっかくだから、大粒の方を選択してみました。 これ・・・、美味かったです。 冷静に分析すると、「なるほど塩ラーメンに磯の香。しじみのダシしか・・・、そう言えば、貝のダシって味噌汁なんかでも美味いもんね。」となるんですが、これが想像以上に美味い・・・。 最初に考えた人、エライ♪ 機会があったら、家で塩ラーメンにしじみを入れてみようと思いますが、 さてさてこんなに上手くいきますやら。 ここからは、昨日、バイクをお借りしたお礼の意味も含め、一度、XL500SさんにGBで走ってみてもらう事にしました。 食堂を後にし、北上開始。日本海沿いを北へ向かうルートになります。 海沿いでは、明るい感じの気持ちの良い道が続きます。 ちょっと千葉県の外房や伊豆あたりの海沿いの、少し「観光」な明るい雰囲気の道を思い出しました・・・。 フト、「震災の前は、海沿いを走る時は、どこを走ってもいつもこんな気持ちだったよな〜。」などとも思ったりして・・・。 今の太平洋側を走る時は、どこかでちょっと気を使って走っている事にも気付きます。 バイク乗りは基本的におバカ(笑)なので、 ここでは、久々に爽快な海沿いの道を堪能させて貰いました。 途中、道の駅で小休止。 やっぱり明るい印象の、いかにも海沿いの観光を意識した感じの作りの道の駅です。 関東だと、こういう場所は人が多くてイマイチなモンなんですが・・・ 、こちらでは、適度な人出で心地好い。 これも、私が東北地方が好きな理由の一つです。 ソフトクリームを買って、外にあるベンチで海が見ながら頂きます。 このソフト・・・。 こういう場所で売っているので普通の物かと思いましたが、なかなかの逸品。 普通にお店のソフトクリームメーカーから出てきた物なのですが、 どうも、地域特産の何かと上手く連携してそうで・・・、やけに美味い♪ これ、全国の高速道路のSAとかに展開してくれないかしらん。 ここで再びライダーチェンジ。 竜飛崎に向けて、海沿いのフラットな道路から、標高をあげる為の、少し峠な雰囲気の道に変わっていきます。 私自身の経験では、岬に向かってこれほど駆け上がるようなルートの記憶がありません。 関東でも海岸線に山が迫っている場所はありますから、一山越えて海に出る事はあります。 でも、海沿いのままいきなり一山越えて岬へってのは珍しい気が・・・、そこそこ標高も上がってる感じもします。 道路も整備されていて、走って楽しいルートでした。 一旦山を登ってから岬へ向かうルートですから、頂上付近の展望はなかなかの絶景でした。 これから向かう岬の先端が見えるのは、なかなか楽しいもんです。 展望を堪能し、今度は岬に向かって下降を始めました。
ついに最先端付近に到着・・・。 え〜、ここではお約束なのですが、都はるみのあの曲が流れる石碑もしっかりあります。 他にも青函トンネルの記念館や、階段国道(ここまでたどり着いた国道は、最後は車も通れない遊歩道のような状態なるんです。)もあります。 せっかくだから、徒歩で階段国道を軽く散歩してみました。 更に、あと少しだけ北に行けるので、 バイクを一段上の駐車場へ移動してここからは歩いて岬の灯台を見学。 最後の一押しとばかりに、更に先の展望台へ・・・。 私のエリアからは、そうホイホイと行ける場所ではないので、無理を言ってXL500Sさんを引っ張り回しちゃいました。 岬を後にし、帰路へ。今度は、むつ湾側を南下します。 こちら側は、道路の整備状態があまり良くなく、荒れた雰囲気の道が続きます。 もしこちら側から回って竜飛崎を目指した場合、ノンビリ感のある海沿いの道は走れなかった訳ですから・・・。 どうやら、XL500Sさんが、日本海側ルートを設定してくれたのは大正解だった感じです。 青森の東西二つの半島を、ぐるりとなぞって戻るルートとなりますから、そこそこ距離もあります。 やがて日も暮れだし、だんだんと気温も下がりはじめました。 バイクで走りながら落ちる夕日を眺めてからは、そこそこ寒い状態に・・・。 私が竜飛崎探検に時間を使い過ぎて、どうもXL500Sさんが作ってくれていたタイムスケジュールに狂いを生じさせてしまったようです。 本日の最終ポイントのバイクが見える喫茶店にたどり着いた時には、すっかり夜の世界でした。 食事で体を暖め、再出発。 辺りは灯が乏しいエリアになっています。 こんな時の為に装備したシビエのヘッドライト♪ (実は、歳をとって目が弱って、暗いのが辛くなってきたから着けたのは内緒・・・。) 闇夜を明るく照らしながら、無事、本日のツーリング終了です。
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二日目・・・。 遊びに出かけた時には、早く目が覚めるもの。 もう一つ。楽しく呑んだ酒は翌朝に影響を残さない・・・。 二つの持論の条件が重なり、やっぱり快調に目覚めました。 これがお仕事絡みだったりすると、「具合わる〜。」となったりするんですが、ゲンキンなモンです。(笑) この日、GBは一回休み。 最近、XL500Sさんがちょくちょくやっている、原二ツーリングをやってみようと言う事になっておりました。 バイクはxl500Sさんのラインナップから、KSRとCB125。 CB125の方はドリームルックになっており、これがなかなかカッコイイ・・・。 ちょっと見てみたかったバイクです。 こんな遠くに来て、地元をゆっくり走れる125・・・、なんだかとても贅沢です♪ まずは、KSRをお借りして出発。CB125の後ろに着いて走ります。 走り始めてすぐのKSRの印象は、いかにも小排気量車な感覚でした。 イカン・・・、登りでCBにおいていかれる・・・。 ところがどっこい。 「そう言えば2stなんだっけ。」と思い直して活を入れてみたら、けっこう走ること♪ 小さくて軽い車体で、その気になると楽しい楽しい♪ ずっとGBで走ってきたので、私の方がすっかり4stモードになっていたようです。 ところどころで局所的に雨もくらいましたが、 急ぐ旅でもなし、雨宿りなんぞをしながら進みます。
やがて・・・。 天気も回復してきましたので、ちょっと楽しみだったCB125に乗せて貰います。 こちらも、少しコツがいるバイクでした。 さっきまでとは反対に、今度はKSRにおいていかれそうな気配。(笑) 答えは・・・、CB125の方も高回転を使うのが正解なバイクでした。 コヤツも回してやると、けっこう走ります。 車体バランスも少々変わり種ですから、 最初はフロントが逃げそう印象で怖い気がしていました。 どうやらちょっと低く構えて乗ってやると、意外にバランスも良さそうです。 これって、少しSDRと同じにおいを持っているバイクかも・・・。 絶対スピードは高くないけど、速く走ってる気分にさせてくれます。 ギャンギャン回して走っていると、なかなか気持ちいいバイクです♪ かなり楽しかったんですが・・・、 調子にのってブン回してると、そのうち壊しちゃいそうな気配もあります。 古いバイクですしね・・・。 もっと乗っていたいところですが、ある程度堪能したところで、 再びライダーチェンジさせて貰いました。 川内ダムという場所に辿り着き、公園の駐車場で一休みしていると、 ちょうど1台のバイクが走り出しました。 少しこちらを意識していたのか、アクセルあおり気味で発進。 バイクはレブルです。 走り出した時から変な音がしたのですが、道路へ出たトタンに激しい音が・・・。 本人は再発進しようとしていましたが、慌てて手を叩いて停めました。 音の正体はチェーン外れ。 聞けば、バイクを貰ったので、何年かぶりに乗ってみようと思い、 バイク屋さんに持っていって、取りあえず動くようしてもらったとの事。 どうやら、発進時のあおり気味のアクセルは、 久々なんで、人が見ている前でエンストしたく無かった気持ちが働いたせいのようです。 GBに積んできた簡単な工具セットをそのままデイパックに放り込んおきましたので、 手元に一通りの工具がありました。 レブルはこのままでは走れませんし、チェーンを張り直してみる事に・・・。 作業を始めてみると・・・、本当に動くようにしただけの印象。 たぶん、バイク屋さんは、エンジンがかかるだけの整備しかしていません。 そう言えば、チェーンが緩んで外れるってのは、 北海道ツーリングが盛んだった若い頃、北海道帰りの方に「北海道だととんでもなく走るんで、たまに見かけるよ。」聞いた事があります。 当時のバイクでも、噂では聞いた事があるレベルなんですが・・・、見るのは始めて。 そもそも、チェーンアジャスターがしっかり止められてなかった気配だってあるし・・・。 大丈夫か、そのバイク屋・・・。 無事にチェーン張り完了。 軽く公園前の道を行ったり来たりして、テスト走行終了。 ずっと眠ってたレブルくん・・・。 チェーンの状態も、かなりよろしくない印象だったので、一応、交換を奨めておきました。 走ってる最中にチェーンがトラブったら、たぶん、そのまま事故に直結しますしね・・・。 レブルを見送り、私達も再出発。 峠を下り、本日の目的地、仏ヶ浦に到着。 私メが利用する駅にも仏ヶ浦のポスターがありまして、 きっと絶景スポットなんだ。」と楽しみにしていた場所。 岬から浜へ降りる道をしばし・・・。若干、トレッキングな雰囲気になりつつ歩いていきます。
遂に仏ヶ浦の核心部に到着。 お〜、巨大奇岩がゴロゴロ♪ 船着き場もあり、 海側からアプローチするのも楽しそうです。 ちょうど船で着いた一団があり、 横からちゃっかり、 観光案内に聞き入ります。 そう言えば・・・。 しばらく被災地の海か、都会の港のような海しか見ていない気がします。 ダラダラと過ごす海は久々かも・・・。
途中のコンビニで買ったパンをかじって食事を済ませたり、 周囲を散策したりして過ごします。 「あそこまで行ってみよう。」と歩き出した先から振り返ったこちらの画像には、 ポツンと小さく、XL500Sさんも写ってたりします。 これで、また青森の観光スポットを制覇♪ 帰りは、私はずっとKSRで帰ってきました。 再び外から走っているCB125を見る立場になった訳ですが、 やっぱりこのドリームルックのバイクはカッコイイ♪ そりゃあ、無理矢理ドリームの外装を載せてあるので、たぶん欠点もありますが・・・。 でも、このバイクが人を乗せてヒョイと走り出した時の姿は、やっぱり文句なくカッコイイ。 コヤツは私自身の手元には、絶対に置いちゃいけないバイクです。 こちらへ戻ってからも、しばらくの間、 「え〜と、TL125のキャブに似てたけど、部品の流用は出来ないかな・・・。なんかのキックペダル流用したらステップ周りもうまくいくんじゃ・・・。」 なんて妄想がおこってたくらい。(笑) 帰路では、再び天候が不安定な印象になってきました。 時折ざっと降られたり、降った直後の道を走る事が多くなってきました。 もう一箇所の訪問ポイントだったガメラレーダーはスルー。 XL500Sさん宅へ一気に帰還。 今夜のシメは外へ繰り出し、地元の居酒屋で宴会。 このノンビリ感がいい感じで、ただの酔っ払いとなった私メは、幸せに眠りについたのでした♪
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今年は勤務状況の影響で分割取得となった夏休み。 少しずつ消化する形になって、とうとうこの日が夏休み最後の一日。 ちょうど三連休につなげる事が出来た為、計四連休・・・。 せっかくだから、最後のお休みはバイクで遠くを目指してみる事にしました。 目的地は青森県・・・。過去には、ホネ助でも訪れてみた事のある下北半島へ向かいます。今回の相棒はGB500・・・。 青森県在住のXL500Sさん頼りに出発です。 ホネとGB・・・、バイクの違いで、どんな変化が見えるやら・・・、チト楽しみなところです。
出発は早朝の5時30分。 近所のコンビニで、朝日を浴びながら軽い食事を済ませ、そのまま最寄りICから東北道へ入ります。 以後は大部分が高速道路行使用で、 目的地は、ざっと700キロの彼方・・・。 約30年前のバイクであるGB・・・、 無事にたどり着けるのか?(笑) なるべくなら、一気に北に近づいてしまって、少し下道をお散歩でもしてから下北半島入りしたいところ・・・。 着々と距離を刻める走りを心がけ、ペースを一定に保ちながら、順調に目的地へ向かって走り続けます。 高速利用で長距離を走る場合、結局は走り続けられるペースをしっかり守る事が重要で、疲れちゃって、しょっちゅう休憩する程速く走ってはいけません。 かと言って、そもそもまったく疲れないほど遅く走っても、今度は根本的に届かなくなっちゃう・・・。 安全・快適な範囲で、それなりに速いペースを守る事が大事。 長距離向けに、いつものツーリングとは少し違ったペースで、しっかりと距離を稼ぐような走りに徹すれば、いつもと少し違うがゆえのビミョーなトラブルも起こりやすくなるもんです。 なんと起こったのは・・・、お恥ずかしながら、ガス欠のピンチ。 自分の中では、GBの航続距離に関しては絶対の自信を持っていました。 給油時に目一杯入れてあれば、リザーブ切替時で、300キロ越えはカタイ。 給油が甘くても、リザーブ使用なら楽に300キロは走れるはずでした。 イエネ・・・、今までに散々高速も走ってるんで、まさか劇的に燃費が悪くなる事も無いだろうと、タカもくくってたんです。 ナビ装備で、行き先のSAも見えていて給油ポイントも選びやすいですし・・・、リザーブになったらその次のSAで給油でイイか、と軽く思っていたんですよ。 ちょうどスタンドの切れ間のエリアへ入ってしまったせいもあるのですが、GS付きの安積SAの数キロ手前でガス欠症状発生。 高速の路側帯を喘ぎながら走る事となりました。
息も絶え絶えなバイクを揺すりながら走り、 騙し騙しなんとかSAの進入路へ・・・。 駐車場エリアに入ったところでエンジン停止。 バイク駐車場には、 やっとこさ惰性で進入する事態に・・・。 考えてみれば、GBでほぼワンタンク分、高速を走りっぱなしって経験はあまり無かったんです。 文字通り油断ってヤツですね。 いや〜お恥ずかしい・・・。 同じペースでも、これが4発エンジンのホネ助なら、燃費が極端に悪くなる程のスピードでは無かったんです。 もともとパワーのあるホネなら、かなりブン回さないとバカ食いはしないし、恐らくその回転域のスピードで高速を走り続ける事は、体力的にも安全面でも不可能です・・・。 ところが、GBはシングルにしては高回転まで回るエンジンを積んでいて、 しかも一応500ccと言う排気量。出す気になれば、そこそこのスピードは出ます。 それでもホネに比べれば、全然スピードは出ませんから・・・、人の方は耐え続けられるんですね。 どうやらGBにとっては、燃費が悪くなり始める回転域まで使って巡航してしまっていたようです。 反省して、給油後は少し平均速度を落として走る事にしました。 考えてみれば、古い設計のフレームや足回りのGBにとっては、スピードを上げて走り続けるよりも、ゆっくりでいいから淡々と距離を出す方があっているのかもしれません。 ペースを落とした分は、休憩回数を増やしすぎたり、休憩時間を長くしすぎないように気をつけて走る事にしました。 この作戦も、これはこれで正解だったようです。 お昼頃には、無事に宮城県を突破し金成PAに到着する事ができました。 このペースで進めれば、当初の目標の「少し下道を散歩してから下北に・・・。」も達成できそうです。 ナビによると、残りの距離も340キロくらい。何となく、日帰りツーリングくらいな距離になってきました。 ここらで、そろそろ先のルートを考え始めます。 この日の天気予報は関東は秋晴れ。但し、北海道や青森は天気が不安定との予報でした。 実際のところ、福島県までは快晴でしたが、その後、徐々に曇りがちな雰囲気に変わってきています。 当然、雨には遇いたくないですし、一つの県って広さで考えれば、東端と西端のどっちを通って北上するかで、雨が降らなそうなルート設定できる事だってあります。
「もう少し走って盛岡辺りからの迂回ルートを考えて・・・。」と思って走り始めたら・・・、 そのまま見事に豪雨に突入。(笑) 大粒の雨に打たれながら「イテッ、イテテッ!」となりながら、 たまらず紫波SAに待避・・・。 駐車スペースには小さな屋根もあり、 私と同じように逃げ込んだバイク乗り達としばし休憩。 何はともあれ、ひとまずはこの豪雨をやり過ごしたいところ・・・。 食事を済ませ、携帯で行き先のライブカメラをいくつか見つけて、天気予報と見比べてルート探しさしながら天候の回復を待ちます。 この先・・・、まったく雨にあたらないルート設定は難しそうですが、どうやらなるべく東側を北上した方が、まだ降水確率は低そうです。 雨が小降りになってきたところで、カッパを着込んで出発。 盛岡ICで東北道を降り、国道46号を東へ向かいます。 ひとまず読みは正解♪ 雨が上がり、陽射しが出てきました。 国道455号を使って北東方向に舵を切り、山を越えするルートを選択します。 このルートだと、ちょうど一昨年参加したイーハトーブトライアルの際に走ったエリアも通りそう。 岩洞湖で小休止。ここは、たぶん、この辺りのルートは地元の方の定番ツーリングルートになってますね〜。気持ちの良い道が沢山有ります。 国道340号に乗り換え、北へ向かいます。 葛巻で国道281号に合流。葛巻付近はイーハトーブトライアルの舞台になっていた場所。 このまま281号を走れば、東に向かい、久慈に至るルート・・・。良いルートなのですが、今回はこのまま北上します。 葛巻を越えた辺りから、再び、天候が怪しくなってきました。 やがて道は、青森県に突入。 結局、葛巻から後の下道は、土砂降りにはあいませんでしたが、常に路面が濡れているようなシチュエーションばかりを走っていました。 どうも、ドカッと降った通り雨が上がりつつある場所ばかり走っていたイメージです。まぁ、土砂降りを突破するハメにならなかっただけ良しとしましょう。 九戸ICから八戸道に乗ります。少し強い雨が降り始め、折爪SAへ一時退避。 XL500Sさんのお知り合いの元GB乗りの方が、明後日、合流するとの話しだったので、なんとか目的地には綺麗な状態でGBを届けたかったのですが・・・、今のGBの状態は、すっかり「イエ〜イ、遠くから来たゼイ♪」な雰囲気。 っま、これもこれでヤレた雰囲気が良い味を出してるって事にしておきましょう。 どうもここからは、北へ向かうほど、いよいよ天気が不安定な様子・・・。 そろそろ、本格的に雨中突破の覚悟を決めなきゃならなそうです。 気温も下がり始めましたので、着ている装備をしっかり整えて再出発。 八戸道は、以前訪れた頃とは少し様子が違っていました。 確か以前利用した際は、八戸が終点でした。 今は八戸JCTから分岐して先に道が延びており、更に先には、作りかけの第二みちのく道ってのが繋がっているようです。 どうやら、以前より少し北の方まで高速で行けるようになっている模様・・・。 高速道路としてはまだ短いですが、これを走るかどうかで、時間が随分と違いそうな感じです。 私のナビには無いルートですが、時間もおして来た印象ですし、こちらを通ってみる事にしました。 現在の終点、下田ICにたどり着きました。距離的には、だいぶ楽できた雰囲気です。 っが・・・、このIC、なんとETC否対応。 ゲート脇にバイクを停めて、シート下をゴソゴソ。ETCカードを係員さんに提示・・・。 まだまだ、作りかけな道路な感じですね〜。 この道は、おそらく八戸道終点と東北道終点を繋ごうとしているルートで、地域としては早く欲しいルートなんだと思います。 次回の訪問時に開通しているか・・・、楽しみにしたいところです。 ICを降りると、以前、TLを車に積んで青森を訪問した帰りに、走った事のあるエリアに突入しました。 これでなんとなく、馴染みのエリアにたどり着いた感じになれます。 とは言え、あたりは暗くなり始めており、時間は絶望的におしてしまっています。 なんせ、まだ下北半島へ突入出来ていない状態・・・。 XL500Sさんの退社時刻に合わせての到着を目論んでいましたが、既に無理。 一旦、コンビニにより、XL500Sさんへ遅くなる旨を連絡して再出発。 下北半島の根本を、西側へ向かう感じで国道4号線を走ります。 4号線は、私の家の近所も通ってまして・・・、遠い北の地域で出会うと、毎回、なぜかちょっと嬉しくなる国道です。 いよいよ、下北半島の北上を開始するタイミングが近づきました。 実はココからが苦手な印象を持ってる道が待っていまして・・・、かつて最初の愛車のCBX400Fで初訪問した際、真夜中にエンエンと繰り返すアップダウンの道を通り、「う〜、これいつまで続くんだ・・・。」とに辛くなったトラウマがあります。 当時、疲労困憊で目的地近くまで来たのに、そこから、直線的なのに、行く先が見渡せないって道がずっと続いていて、心理的にとても辛かった思い出があるんです。 道路看板を見ながら走っていると、バイパスを発見。今回はこちらを使ってみる事にします。 このルートも、未完成高速道路な感じの作りでした。 まだ完成していませんが、将来はむつ市まで直通な雰囲気。 残念ながら・・・、トラウマのアップダウンエリアを越えるにはいたっていませんでしたので、やっぱり今回も、「ハイ、アップ〜。ハイ、ダウン〜。」を通過。 っま、でも今回のGBでは・・・。 やっぱり好きなルートではありませんが、淡々と通過する事が出来ました。 バイクが違うせいなのか、本人が歳くって鈍感になったせいなのか・・・。 っま、謎と言う事にしときましょう。(笑) 天候は、「不安定」と言う言葉がピッタリで、ちょっと辛い状況が続いています。 ドカッと降ってみたり、やんでると思えば、遠くの雲では稲光が続いていたり・・・、日もすっかり暮れてしまって、寒さとは闘い続ける展開になっています。 国道279号を北上しているうちに、ガスもあやしくなってきました。 辺りは建物も少なくなり、灯かりもまばらです。 時間も遅くなって来ましたし、早くGSを見つけないと、閉店時間になっちゃって、本日二度目のガス欠のピンチを迎えそう。 吹越と言う辺りで、GSを見つけて、滑り込みました。 GSのおじさんに「そろそろ閉めようと思ってたところなんだよ。どこから来たの?」と土地の言葉で話し掛けられました。 「埼玉を今朝出て・・・、むつ市の友達の所まで。」と答えると、「もうちょっとだよ。頑張れ〜。」とゆる〜く励ましてもらえました。 単純な私メこれで「よ〜し、頑張るぞ〜♪」とちゃっかり元気になって再出発。(笑) GSのおじさんの一押しのお蔭で、待ち合わせの駅へ無事到着。 よっしゃ〜、タバコを一服♪ XL500Sさんとも無事に落ち合い、後は家呑み♪ 30年近く昔のバイクは、なんとか無事に、目的地にたどり着けたのでした♪
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ロングツーリング向けに、もろもろと装備変更したGBですが・・・。 やっぱり弄ったあとは、実走試験は大事です♪ 福島スタンプラリーの新たなスタンプゲットに出発します。 目標にしたのは、須賀川の手づくりパンの店・ベスパン。 スタンプラリーもだんだん遠くが多くなってきました。 まずは、毎度お馴染みの東北道を北上。 一気に目的地付近にたどり着いてしまおう作戦です。 福島スタンプラリーポイントでは、個人のお店の場合は、店主さんがバイク乗りのようです。 ベスパンもパン屋さんですが・・・、 店名は、やっぱりいかにもバイク好きな方が開いてそうなネーミング。
お店に着いてみると、 ガレージまで併設されていました。 ガレージの窓から、ひょいと中を覗いたら、 なんとバイクリフトまで装備されてる・・・。 かなりの強者とみた♪ 到着時には、駐車場にバイク乗りが一人おりまして、ちょうど出発準備中。 少し言葉を交わしたら、以前はGB250に乗っていた事があるとの事。 このスタンプラリーでは、バイク乗り同士の会話が多いのも特徴かもしれませんね。 お店でパンを買い、店主さんとも少々雑談・・・。バイクの画像をとの事で、外でパチリ。 {天気もイイし、どこかの公園ででもパンを食べたいんだけど、イイところもないですかね〜」 「なんだ、なんならココで食べていきます?」 と出してくれたのが、小さなキャンプテーブルと椅子・・・。 やっぱりただ者ではない♪(笑) 駐車場の日だまりで、ポケっと焼きたてパンを食す・・・、これも悪くない感じです。 お店はスタンプラリーポイントなので、食べてる間にも、ちょこちょこバイクがやってきます。 食事を済ませ、バイク乗りの相手に忙しい店主さんに、 「テーブルと椅子、畳んでそこに立て掛けときましたよ〜。」と声をかけて出発しました。 本日の第一目標は達成。次の目標へ向けて、移動を開始します。 次の目標は・・・、須賀川牡丹園♪
ベスパンで店主さんに聞いた話しでは、牡丹園まではバイクなら目と鼻の先くらいの距離感との事。トコトコと走ってみます。 残念ながら花の季節から外れているのですが・・・、そのかわり本日は入場無料。 スタンプカードを差し出してみたら、「おっ、割と回ってる方ですね♪」との事。 どうやら白河関を越えた後、そのまま北上してくる方が多いらしく、まだ2〜3個のスタンプの事が多いそうです。 私みたいに、東北道より西側のスタンプが押してある事は珍しいんだとか。 そのまま、少し震災以降のお話を聞く事ができました。 実は震災直後、原発の関係で観光客が激減した中、割と早い時期に、いつもと同じようにやって来る印象に戻ったのがツーリングライダー達だったとの事。 それに応えられないかと始まったのが、このスタンプラリーなんだそうです。 ちょっと分かる気がする・・・。 いろんな意味で、バイク乗りは少しおバカさんなので、行く理由が見つかると、たぶん、ついついそっちに重きを置いて走り出しちゃう。(笑) 個人的には、悪くない事かと思います。 さてさて、この日最後の目標は・・・、お買い物♪ 急ぐ旅ではありませんし、下道で南下を始めます。
仕事用の靴がコンジョーなしになりつつありまして、栃木県は黒磯にあるアウトレットモールへ。 ダナーのショップを目指します。 アウトドアシューズとして有名なダナーですが、実はビジネスユースが出来るモデルもいくつかありまして、この手の靴がここ数年のお気に入り。 少々お高いのですが・・・、なんだか結局、こっちの方が持ちが良い気がするんです。 ショップの中を探検していたら、 お目当ての靴とそっくり同じで、ちょっと雰囲気の違うモデルがありました。 しかもなんだか5000円くらい安い・・・。 店員さんに聞いてみたら、 「あっ、こっちは日本製です。修理の為にアメリカで研修をした人達が、国内工場で少しだけ作ってるんですよ。」 直営店で売ってるMade in Japanのダナー。しかもお安い・・・。 本国(アメリカ)製だなんて事にはこだわりません。 中国製だったりすると、大量生産度が高そうでちょっと気になるけど・・・。 物は信頼の日本製♪ 「イイモンめっけ♪」と購入。 後はルンルン気分で高速を一気に帰還。 さて、これでテスト走行も無事終了。 いよいよ、本番のロングツーリングも間近です。
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