←
2014年 9月 →
|
---|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
- | 1
| 2
| 3
| 4
| 5
| 6
|
7
| 8
| 9
| 10
| 11
| 12
| 13
|
14
| 15
| 16
| 17
| 18
| 19
| 20
|
21
| 22
| 23
| 24
| 25
| 26
| 27
|
28
| 29
| 30
| - | - | - | - |
|
|
|
|
|
|
スタンプラリーの旅は続きます。 寒くなりそうなので、早くやっつけないと・・・。 今回の目的地は、浜通りは南相馬の「かつら」さんというレストランです。 南相馬と言えば・・・、関東側から見ると、事故のあった原発の向こう側の海沿いの街です。 震災の後に、原発のこちら側の海沿いにあたるいわき市へは行った事がありますし、イーハトーブトライアルの帰りには、岩手から宮城まで海沿いを走ってみた事があります。 現在は、まだ原発の規制エリアの関係で通れない場所がありますので、行ける範囲での被災地の海岸線としては、一応、私が行ってみた範囲が南北で繋がる形になります・・・。 いつものように東北道を北上、磐越道で少し東進して船引三春ICで下道へおります。 少しずつ立ち入り制限が解除されて来ているので、今ではここから直線的に南相馬へ向かうルートも通れます。 一応、今回は、少し北へ向かって、回り込んで現地を目指す事としてみました。 この間まで立ち入り制限が続いていたエリアを、観光客である私が突っ切って行くのも、なんとなく気が引けまして・・・。 かつて行ったことのあるDASH村や、トライアル講習で訪れた川内村なんかも避難区域になってたりして、気持ちに少し引っ掛かりもありましたしね・・・。 少し北よりのこのルートを使った場合でも、かつて避難の対象となっていたエリアを掠める形にはなりますが、他にルートが見つかりません。 今でこの状態だと・・・、立ち入り制限がかかっていて通れない道だらけだった頃は、きっと不便だったでしょうね・・・。 一旦北へ向かったGBは、進路を変えて少しずつ北東方向へ・・・。 やがて、東に向かって走り続けます。 東に向きに変えて走る頃には、原発規制がかかっていたエリアを抜ける形になっていました。 このエリアに入ると・・・、黒い大きな包みが、そこら中の空地に集められて唖然とします。 時々、ニュース映像でみる、直径100cmくらいの黒いビニールに包まれた固まり。 除染で出てきてしまったゴミです。 ちょっとの空地や、民家の庭のスミにいっぱい・・・。 もともと雪も降る場所ですから、雪寄せ場らしき場所もありますが、 とにかく置けそうな場所には、必ずいくつかは置いてあるイメージ。 しかもコイツは、雪と違って自然に解けて無くなったりはしません・・・。 道路沿いの、かつては地元の牛を食べさせていた専門店らしい「○○牛ステーキ」なんてお店も、 閉鎖されて久しい雰囲気で、裏手にはこの手の黒い固まりが積んであります。 「あらら、これはまだ全然ダメだ・・・。」 除染が進むほど、持ち出せないゴミが増えてきて・・・、雪国なのに、これじゃあ雪寄せ場もなくなっちゃう。 すぐに何かが出来る訳ではないんだけれど、訪れてみると早くなんとかしないとイカンのだよな、と考えさせられます・・・。 少し暗い気持ちで走り続けるなか、珍しい一団とすれ違いました。 すれ違ったのは、自衛隊の車両です。 最初にすれ違ったのは、自衛隊のオフロードバイク隊員が2名(2台)。 随分昔に、自衛隊にオフロードバイクが採用されたって話で知ったのですが、確か戦場で強行偵察的な事をするのが任務で、公道を走っている姿を見る機会はめったにないハズの物です。 「あれ?珍しいバイクが走ってるな。」と思って走り続けると、次にすれ違ったのは、小型の兵員輸送車。 また少し走って次に現れたのは、赤十字マークを付けた軍用車両。 更に少し走って、今度は小型の指揮車両らしき物が2台・・・。 想像ですが、福島に派遣されていた少し特殊な救難能力を持った方達が、今度は噴火してしまった御嶽山へ向かったんじゃないでしょうか。 自衛隊の方にも、頭が下がりますね・・・。 いろいろと考えているうちに、かつての立ち入り制限エリアを通り抜けたようです。 街が・・・、街らしくなってきました。
かつらさんに到着したのは12時30分頃。 食事をするのにはちょうど良い時間です。 店内には、 店主さんのバイクも飾ってありました。 お昼時なので、 お店はそこそこ混んでいて忙しそうです。 普段はあまり読まないバイク雑誌を眺めて、食事が出てくるのを待ちます。 食事を済ませ、ライダー向けサービスのドリンクも頂き、スタンプも無事ゲット。 お店を出て、出発しようと外でゴソゴソやっていると、ちょうど忙しい時間帯が終わってきたのか、店主さんが出てきて声をかけてくれました。 「混んでて時間かかっちゃってごめんなさい。」 なんて所から会話が始まって、お店のカメラで記念写真を一枚。 次の目的地は同じくスタンプポイントのフォレストパークあだたら。 かつらの店主さんに距離感なんかを教えて貰ったあと、駐車場で地図を眺めてルートを検討していたら、今度は西の訛りで声をかけられました。 「なんだか、ココだけバイクがいっぱい停まってて活気づいてるけど、特別なお店なんですか?」 との事。 沢山は説明出来ないので、ざっくりと福島ライダーズピットとスタンプラリーの話をしました。 「そうですか。イヤ、いい事ですよ。ずっと歩いてきたけど、この辺のお店には、全然人が居ないもの・・・。」」との答え。 付近を歩いて来たそうですが、閉まってるお店も多かったとの事。 この方も、話しを聞いてみれば、原発対応に派遣されている技術者の方でした。 出発の挨拶を済ませ、走り出します。 まずは、一度海の方に出てみる事にしました。
大きな堤防の修繕工事中。 この辺りは、当時、大きな津波の被害を受けたようです。 津波被害があった地域では、どこの地域でも、津波の力の大きさには驚きます。 ほんのちょっと高台である事で、 すぐ近くに被害が全然無い場所がある場合が多い事も・・・。 みなさん、津波警報時は、少しでも高い場所へ避難しましょうね。 海を後にし、再び出発。 フォレストパークあだたらは、安達太良という名の通り山の方にあります。 今度は西に向かって移動開始。 例によって、私メ、少し寄り道が過ぎたようです。 この時点で、ちょっと再出発が遅すぎた感じ・・・、時間がかなりおしてきています。
フォレストパークあだたらはアウトドア施設なので、 本来ならばキャンプ場等を利用したり、 周辺を散策したり出来る時間に到着するのが正しい形なのですが・・・。 到着時刻は17時過ぎ。 どちらかと言うと管理棟の売店も閉まってしまいそうな時間にギリギリ滑り込みました。 ・・・ギリギリセーフな感じでスタンプゲットに成功。 もう閉める時間であった為か、 受付に残っていた方も内線電話で「バイクの人のスタンプってどこだっけ?」とか問い合わせして押してくれました。 迷惑をかけてもいけないので、お礼を言って管理棟を退散。 外で出発の準備をしていたら・・・、先ほどの内線で問い合わせを受けていた本来の担当の方が、わざわざ外まで出てきて声をかけてくれました。 「お〜、懐かしいバイクに乗ってますね〜。」 なんて話題からしばしバイク談義・・・。 「そのうちキャンプにでも来てみま〜す。」と挨拶して帰路につきました。 特に今回の福島行でやりがちな特徴なのですが・・・、 ほぼ日帰り限界点エリアなのに、この日も現地でノンビリし過ぎて・・・。 夜間の高速を一気に走っての帰還となりました。(笑)
|
|
| Comments(0) | |
|
|