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コレ、来年のメニューのつもりだったんですが・・・、せっかくだから・・・。 いやね・・・、 壊してしまった部品が届かないので、手持ち・・・、ブタさんになっちゃったんです。(笑) これの正体は、オイルタンク。 GBの場合、一般的な4stエンジンと違って、別体のオイルタンクがあります。 これ、ドライサンプと言う仕組みです。 世の中で見かける4stエンジンの場合、だいたいこの別体タンクがありません。 こっちはウェットサンプ方式です。 ウエットサンプ方式が基本形ですから、まずはこちらのノーガキを・・・。 ウェットサンプの場合、オイルは、オイルパンと言う部品の中に貯めてあります。 エンジン下部のカバーが大きな受け皿の様になっており、ここにオイルが入ってる。 ウェットサンプのエンジンが回り始めると・・・。 一番単純な仕組みなら、羽みたいなモンが付いてる軸があって、 コイツがオイルパンの中のオイルを、バシャバシャと叩き始める。 飛び散ったオイルは、エンジン各部を濡らし、これで潤滑する、っと・・・。 これが一番シンプルな方式ですが、 少し性能を上げると、バシャバシャやってるくらいじゃ、すぐに間に合わなくなってきます。 エンジン性能が上がって回転数も高くなると、大急ぎでアチコチにオイルをかけないと・・・、 一生懸命動いてる所が、オイル不足で焼き付いちゃう。 ポータブル発電機のエンジンくらいなら、今でも羽方式かも・・・。 バイクでも車でも、もうとっくの昔に羽くらいじゃダメ。オイルポンプってのが付いています。 エンジンのアチコチに通り道を作っておいて、そこにポンプでオイルを送り込んで、 一刻も早く消火活動が出来るように夫してあります。 んっと・・・、ポンプ車使って、消防活動なイメージかな? さて次、ドライサンプ方式。たぶん、最初の出所はレーシングエンジンです。 ウェットサンプのエンジンを見ていて、ある日、誰かが気が付いた。 「あれ?ポンプがあるなら、オイルパンとっちゃって、外から取り込んでもイイんでね?」 ・・・、とか。 オイルパンは、オイルを貯める受け皿・・・。 コイツが付いていると、エンジンの下には、5cmだか10cmだかの、大きな出っ張りが出来ます。 エンジンは、どんな乗り物の場合でも、割合で言ったらかなりの重量物で・・・。 オイルパンが無くなれば、重量物のエンジン自体を少し低く取り付けられる事になり、 結果、車体全体としての重心を低くする事が出来る。 って事で、ポンプを強化して、遠くの外付けタンクから取り込むドライサンプ方式が誕生。 はい、長らくノーガキが続きまして、申し訳ありません。ここでやっと本題・・・。 GBについてるオイルタンク・・・。 オイルを抜く為のドレインボルトが、少し高い位置についてるんですよ。 つまり、正しい手順でオイル交換しても、必ず少しだけオイルが残る。 ポンプはエアを噛むと一気に性能が出なくなりますので、たぶん、その為の保険かと・・・。 ただ、理屈としては、オイル交換のたびに、ここに抜ききれなかった異物も残ってるハズ。 あくまで理屈ですけどね・・・。 天下のHONDAさんが、当時の技術で製品として世に出した物ですから、 5年や10年で何かが起こる訳はないと思ってますが・・・。 もはやGBは、だいたい40年選手です。 過去にどんなオイルを入れたのか、ましてやオイル交換をしなかった時期があったのか・・、 神のみぞ知る。 まぁ、神様に聞く訳にもいきませんわな・・・。(笑) せっかくだから、開けてみました。
実は、オイルタンク。 GBがやってきた頃に、 既にOHメニューとして、 テーブルには乗ってました。 中古品を手に入れて、 構造確認の為に分解♪ その後、 ほっといた言い訳は・・・。 「中をキレイにして、タンクごと入れ替えればOK〜♪」と思って部品を発注したら・・・、 その時点で、もうガスケットが出ませんでした。 「液体パッキンでごまかすか、それともガスケットを切り出すか?」 「でも手に入れたタンクの中は、たぶん同年式だけどドロドロでもないし・・・。」 などと迷っているうちに、バラバラのままガレージの片隅で放置・・・。 ってな訳で・・・、 今回は、ガスケット切り出し初挑戦からスタートで〜す。
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